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下田役:榎木淳弥単独インタビュー

下田役:榎木淳弥単独インタビュー

――原作を読まれての印象をお聞かせください。

読む前はタイトルからファンタジー的な内容なのかなと思っていたんです。確かに設定はファンタジーなのですが、内容としては下請け企業の大変さやデザイナーさんの苦悩など、人間くさい部分も濃く描かれていて興味深かったです。

――世界観については?

神様がクライアントとして描かれているところが新しいですよね。普通神様といったら、全てを愛し許してくれて、面倒くさいといった感情も無さそうな存在に思えますけれど、この神様は自由で発注内容も割といい加減。そんな神様と、デザイナー側の「もっと具体的な依頼を出してくれよ!」というやり取りが面白かったです。

――生き物の生態について学べる要素もありますよね。

まるで図鑑を読んでいるような気分にもなれるし、実際知らないことの方が多かったです。「こんな生き物いるわけないだろう」と読んでいたら採用されて、「本当にいるんだ!?」とビックリすることが多々ありました。自分が知らないだけで、実際にファンタジーみたいな生き物がこの世の中にいるんですね。

――その生態に一番驚いた生き物は?

チョウチンアンコウです。メスがオスよりもかなり大きくて、オスはメスの体に噛みついて取り込まれて臓器になるという……。どうしてそんな機能になったというか、そもそも何で一つになろうと思ったのか(苦笑)。いや~、本当に不思議です。

――ちなみに榎木さんは生き物好きですか?

好きですが、アレルギー体質で毛とかに反応しちゃうんですよ。短時間なら平気ですけれど、長時間一緒にいると命の危険を感じます。(笑)だから実家で飼っている猫ともあまり一緒にいられないんですよ。

――榎木さんが演じる下田はどのようなキャラクターですか?

まだ生まれたばかりの天使で、神様とデザイン部の連絡係を任されています。これからいろいろな仕事を覚えていく段階なので、ある意味、視聴者の方と同じ目線のキャラクターなのかなと感じました。見ている人が抱くような疑問を下田も抱きますし、それを周りのキャラクターたちに聞いてくれるポジションです。

――癖の強いデザイン部のメンバーたちよりも、我々一般人の感覚に近い気がします。

あまり汚れた面がないというか、、特殊嗜好がないですからね(笑)。他のキャラクターは自分の好きなものがハッキリしていて個性が突き抜けていますが、下田はデザイナーじゃないこともあってそこまでではない。現代社会の人が可愛いと感じるものを可愛いと思うし、グロいものは「え、ちょっと……」みたいな反応をする、本当に普通の人に近い存在だと思います。

――下田の魅力を教えてください。

立場的にはクライアント側の社員だと思うんですが、発注先のデザイナーさんたちのことも尊敬しているんですよね。デザイナーさんのことを考えて、上司である神様に意見したりもするし、慰安旅行のサプライズを考えたりもする。周りのことを考えて行動する優しさは、彼の素敵なところだと思います。

――アニメ化にあたって一番楽しみにしていることを教えてください。

他作品のアニメーターさんから、生き物を描くのは難しいという話を聞いたことがありまして。この作品は生き物が主役みたいなものですし、きっとアニメーターさんが今まで描いたことのない生き物もたくさん出てきますからそんな生き物たちをどんなタッチで描いてくださるのかとても楽しみです!早く動いている生き物たちを見たいです!

――天啓がどのような演出になるのかも気になります。

天啓は一種の決め台詞みたいなものなので印象に残るように面白くなったらいいなと思っています。

――最後に意気込みをお願いします。

素敵なキャストとスタッフさんが揃っている現場です。一緒に楽しみつつ、キャラクターたちのように和気あいあいと作っていければ、きっと良いものが生まれるんじゃないかと思っています。僕一人ではなく、みんなの力を合わせ素敵なものを作りあげて、視聴者の皆さんにお届けしたいです!

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